依頼者も故人も業者もみんな満足!遺品整理業者に依頼する前にやっておくべき5つのこと

現代の日本は、年間130万人が死亡する多死社会であり、平均寿命が男性81.09、女性87.26歳(2017年)という長寿社会でもあります。亡くなる人も見送る人も高齢なこのご時世、遺品の整理が思うようにできない人も増えてきました。そんな時にありがたいのが「遺品整理業者」と呼ばれる、遺品整理を専門に行ってくれる業者です。今回は、あなたが遺品整理を業者に依頼しようとする前にやっておくべき5つのことをまとめてみました。

現状を確認する

遺品整理業者へ依頼をする場合、一番気になるのはその料金について。もちろん事前に業者から見積りを出してもらえますが、こちらが話した内容と家(部屋)の状態があまりにも違うと、追加料金が発生するなどトラブルの元になることもあります。依頼する前に、実際に整理する家や部屋を訪れ、以下の点について確認しておきましょう。

1.貴重品(土地・建物の権利書や有価証券、貴金属、現金、保険証)の確保

紛失などトラブルを防ぐためにも、事前に別の場所へ保管しておくのがオススメです。

2.部屋の大きさ、間取、立地条件など

部屋の大きさや間取り、周辺の道路事情、一軒家なのか高層階のアパートなのか、などの立地条件を確認しておきましょう。曖昧な情報は追加料金発生の原因になります。

3.遺品の量や内訳

きれい好きな方であっても、長く暮らした家にはそれなりの荷物があるのが普通。その中でどのようなものがどれくらいあるのか、事前に業者に伝えることで、業者の見積りがより正確になります。もし事前に処分できるものがあれば(普通ゴミなど)廃棄しておくと作業時間も短縮でき、整理の際の取り置き品リストを作っておけば、大事なものが間違って廃棄されるというトラブルも防ぐことができます。

期限を決める

遺品整理の事情は人それぞれ。故人との思い出を語らいながら、遺族が一緒になってゆっくり整理できれば一番なのですが、家賃の問題や仕事などであまり時間が取れない場合は、短期間で作業を済ませなければなりません。いつまでに遺品整理を終わらせるのか、時間はどれくらいかけられるのかを事前に決めておきましょう。当然スケジュールがタイトなほど料金は高くなりますので、早めの行動が吉です。

遺品整理の範囲・希望をまとめる

どこまでを業者に依頼するのかを遺族の中で話し合い、意見をまとめておきましょう。家中のものを全部廃棄していいのか、売れるものは売ってしまうのか、遺品供養をしてもらうのか、形見分けとして貰う(渡す)ものはあるのか、など遺族の意見がバラバラだと、これも争いの原因になります。つつがなく遺品整理を行うためにも、依頼者の独断で決めてしまわないようにするのがミソです。

立会人を決めておく

依頼者が遺品整理の現場と離れたところで暮らしている場合やさまざまな事情で立ち合いをしたくない場合などは、立ち合い不要がOKの業者もありますが、遺族の誰かが作業当日に立ち会っている方が、現場で何かが起こった際、臨機応変に対応できます。できれば1人ではなく、複数人で立ち会えるよう、声をかけておきましょう。

遺品整理の相場を知っておく

遺品整理業者は、マンションの管理会社、便利屋、引越し業者、ハウスクリーニング会社、廃棄物処理業者など、様々な分野から参入し、現在9,000社以上あるとも言われています。その中には遺族の気持ちに寄り添い、丁寧な作業をしてくれる優良業者もいれば、法外な料金を請求したり、遺品をぞんざいに扱ったりする悪徳業者もいます。悪徳業者に騙されないためには、依頼する私たちが遺品整理の作業内容や料金について、ある程度知っておく必要があります。今はネットを使えば簡単に調べることができますので、それらの情報を元に複数の業者を比較し、自分に合う優良業者を見つけてください。見極めのポイントは以下の通りです。

  • 遺品整理士が在籍しているか。
  • 見積りの仕方(説明)が大雑把でないか。
  • キャンセル時の料金はどうか。
  • 相場より設定料金が高すぎる(安すぎる)ことはないか。

まとめ

遺品整理業者へ依頼する前に、1.現状を調べる、2.期限を決める、3.整理内容を決める、4.立会人を決める、5.遺品整理の相場を知っておく、この5つをしておきましょう。依頼する際にはネットで複数の業者を比較し、希望に合った業者を選びましょう。

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