遺品整理をするにあたり、精神的・体力的負担を軽くするために、遺品整理業者にお願いする人が近年増えています。今回は、遺品整理業者に作業をお願いする際に業者に必ず聞かれる項目と、依頼前にしておくべきこと3つをまとめてみました。
見積り時のチェックポイント
ほとんどの遺品整理業者は、依頼を受けると、まず依頼者立ち会いのもと、実際に作業する家や部屋を下見した上で費用を見積ります。その際業者に必ず聞かれること(見積りの決め手となる項目)は、以下の通りです。
- 建物の種別(持ち家か賃貸か、一軒家かマンション・アパートか)
- 部屋の間取り(部屋の大きさや数)
- 荷物の量
- 処分品の種類
- 作業希望日(平日か土日か、早朝や深夜などの対応か)
- 建物や道路の状況
- 依頼者の要望
1は持ち家であれば問題ないですが、賃貸の場合はスケジュールを早めなければなりません。また、2は部屋の広さや数に比例して高額になりますが、狭い部屋でも大量の荷物があり、処分費や作業人員が増える場合は高額になります。4は家電など処分するものに費用がかかる場合や、逆に買取り可能なものがある場合で費用が変わってきます。6は部屋が5階にあるのにエレベーターがない、道幅が狭く荷物を積むトラックが家の傍につけられないなどの場合、費用が増すこともあります。7は遺品の供養、孤独死などで遺体の発見が遅れ、特殊な清掃が必要、車やバイクの回収など、特殊な対応をする場合は別途費用が必要です。
見積りを依頼する前に準備しておくべきこと
遺品整理は亡くなった人を忍びつつ、できれば速やかに済ませたいもの。遺品整理業者へ依頼するにしても、途中でトラブルになって中断することのないように、事前にこれだけは確認しておきましょう。
- 整理するもの
- いつまでに、どんな風に整理をしたいか(相続人全員で)
- 貴重品の処分
1は亡くなった人と離れてと暮らしていたなど、どこに何がどれだけあるか把握していない場合、事前に確認し、処分できるものは処分しておくと費用を抑えられます。また買取り依頼するものを事前に決めておけば、手続きもスムーズです。2は遺品整理時に、一人だけで考えるのではなく、あらかじめ相続人全員で決めておくと、あとで不要なトラブルを避けられます。3は銀行の通帳、保険証などの貴重品の処分には期限のあるものがあり、業者に依頼できるものもありますが、当然費用がかかるので、早めに自分たちで処理しておくことをおすすめします。
まとめ
遺品整理業者に依頼する際に、遺品整理業者に必ず聞かれること(見積りの目安)や、そのために事前にしておくべきことについてご説明しました。この機会にぜひ一度、自分やご家族の遺品整理について考えてみてはいかがでしょうか。
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