遺品整理で利益を得るコツと注意したいポイント

親を看取った後の実家の片付け。どうして生前に故人と話し合っておかなかったのかと悔やまhttp://ihincom.net/2019/01/09/column22/?preview=trueれる方も多いのではないでしょうか。あれもこれも処分して早く片付けてしまいたいというやる気持ち。

しかし、単なるゴミにように思えるものでも人によって価値観は様々です。捨てる前に今一度整理してみましょう。お宝があなたの実家に眠っているかもしれません。

量販店で値段が付かなかったものも専門業者へ持ち込めば相当の値段が付く

故人の財産の片付けなどを専門に行う遺品整理業者があります。その業者のサイトと口コミ評価を見てみると、誰も欲しがらないような意外なものを高く買い取ってもらえることがあります。

高く売れる定番商品は貴金属す。貴金属は時間がたっても値段が下がらず、世界中のどこでも価値が共通で需要がるため、相当の値段が付きます。例えば、故人が歯の中に入れていた金歯を1本3万円で買い取ってもらえたという話がありました。金縁の眼鏡も高く売れたといった声があります。

意外ですが、仏像も品によっては高く買ってもらえるようです。仏像を売却するなんてバチがあると思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、お寺で手続きを踏んで魂抜きを行ってもらえば、次の人の利用に役立てることができるとのこと。特に有名な彫刻家が彫った仏像は海外からの引き合いもあるようです。他古銭や切手はマニアの間でも人気が高く、骨董品やワインや洋酒などのお酒なども年代が古くなるほど高く買い取ってもらえます。

故人の財産を売却する際に注意しなければならないこと


もっとも、このようなお宝を見つけても適切な専門業者に持ち込まなければ納得いく値段がつきません。特に、仏像や骨董品、古書を街角のリサイクルショップなどに持って行っても引き取ってもらえないこともありますが、専門の骨董品店や古本屋に持ち込めば相当の価格で引き取ってもらえます。

最近ではスマホを利用する人口が増え、数パーセントの手数料を差し引かれますが、フリマアプリなどで出品することも可能になりました。もっとも、ネットでの個人対個人の取引の場合には、取引の結果について責任を持つ必要があります。売却する商品の瑕疵(欠陥)を写真や文章で事前に告知しておくことがクレーム防止に繋がります。

また、トラブル防止のためにはネットでの個人間取引では遺品であることを正直に告知することも大切かと思います。このように遺品を売却する流通チャンネルの選択肢が増えているわけですが、どれを利用すれば最も高く売ることができるのか、次の人の利用に結びつくのかアイテムごとに考える必要があります。

遺品整理とは相続財産を確定すること

ここで注意しなければならないことは、高く売れるものは他の財産と合算して相続税の対象になる可能性があるということです。相続税とは、国税の一種で、財産を相続したときに被相続人が負担しなければならない税金で、相続したプラスの財産からマイナスの財産を差し引き、さらにそこから基礎控除額を差し引いても利益が出るような場合に課税されます。

貴金属や骨董品などに高価な値段が付いたと喜んでいても、他の相続財産と合算して計算し直されるために、喜びもつかの間、かえって納税額が売却額よりも増えたということもあります。

このような観点から考えれば、遺品整理を行うということは相続税の対象になる財産を探し出すことと同じ意味を持つことがあります。相続税の計算をした結果、払えないような納税額が出た場合、相続開始を知ったときから3か月以内に家庭裁判所へ相続の放棄をする必要がありますので、遺品整理はできるだけ早い段階で行うのが得策です。

このように、遺品整理には法的な知識や税金の知識が必要になってくる場合があります。そこで専門的な視点から相続相談に乗ってもらえる遺品整理業者を選ぶのがいいでしょう。こういった専門的な対応が可能な遺品整理業者は弁護士や税理士や司法書士などの専門家と連携していることが多いためワンストップサービスが可能で、あなたが困っていることを一気に解決してくれます。遺品整理を業者に任せる場合、作業を依頼する前に相続の相談にどこまで乗ってもらえるかを確認するといいでしょう。

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