精神的、金銭的に負担を軽くするために、遺品整理業者による買取という選択

精神的、金銭的に負担を軽くするために、遺品整理業者による買取という選択

大切な家族や親族が亡くなり、慌ただしい中直面する遺品整理という問題。葬儀の準備や相続の問題などに時間を取られやすいので、遺品整理に関しては専門の業者を利用するという方が増えてきています。そういった業者の中には、遺品の買取を行っているところも少なくありません。どういったものが買取の対象になるのか、また、買取を依頼する際のメリットや注意点について触れていきます。

■買取の対象となるものは?遺品と遺産の違いについて

遺品と一口に言っても、遺品(買取できないもの)と遺産(買取できるもの)の2つに大別できます。前者は写真や日記といった、故人が所有していた財産的価値の無いもの、後者は不動産、家財品、美術品、ブランド品といった、故人が所有していた財産的価値のあるものを差します。

遺品整理業者が買取を行っているのは、後者の中でも持ち運びのできる動産になります。「こんなに古いものは、買取の対象にはならないだろう」と思われているものでも、意外と買い取ってもらえることもあるようなので、処分に困っているものがあれば一度見積もりを依頼してみるのがよいでしょう。

■遺品整理業者に買い取ってもらうメリット


できるだけ高額で買い取ってもらいたいのなら、フリマサイトやオークションに出品するという方法もありますが、遺品整理業者では遺品の仕分け、処分、買取、清掃をすべて一括して代行してくれるため、個人で出品するよりは格段に時間と労力の節約になります。

また、買取も依頼した場合には、その分合計金額から差し引いて請求されるため、全体の費用を抑えることにも繋がります。さらに、金銭面だけでなく、遠方に住む身内が亡くなった場合には、自分たちで整理をするということ自体が難しい場合もあるので、すべてお任せできる遺品整理業者は心強いですね。

■買取を依頼する前に注意すること


それならやっぱりプロの業者に依頼しようと思う前に、注意しておきたいことが2点あります。

1つ目は、自身が相続していない遺産については、買取を依頼してはいけないということです。故人の意思や親族内での話し合いなどにより、自身が引き継いだものに関してだけ買取を依頼するようにしましょう。ここを慎重に進めないと、後々揉め事に発展する可能性があるので注意が必要です。

2つ目は、親族や友人の中に、遺品を形見として引き受けたいという方がいないかどうか確認しておくということです。故人が大切にしていたものであれば、思い出として手元に残しておきたいという方がいる可能性もあります。業者に依頼する前に、必ず遺品に目を通すようにしましょう。

遺品業者による買取サービスについて、基本的な情報をご紹介しました。大切な方とのお別れはつらいものです。さまざまな負担を少しでも軽減するため、遺品整理はプロの業者におまかせすることを検討してみてはいかがでしょうか。

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