遺品整理を業者に依頼するメリット&デメリットまとめ

家族や親戚が亡くなってしまい、遺品整理をしなければならなくなった場合、どうすればいいのか。そんなときは、プロに依頼するのが一番です。今回は、遺品整理を業者に依頼するメリット・デメリットについて考えていきます。

ケースごとに考えられるメリット

1.故人の住まいが賃貸物件であった場合
一刻も早く遺品整理を行って物件の解約をしないと、家賃が発生したままの状態になってしまいます。遺品整理に不慣れな個人が行うより専門業者に依頼したほうが、短時間で整理、仕分けを終了することができます。このことによって物件の解約をいち早く行うことができ、家賃ロスの発生を抑えることができます。

 

2.遺族の住まいが遠方の場合
遺族の住まいが遠方である場合、移動の際の交通費が発生します。新幹線や飛行機を利用すれば、高額な交通費となります。何度も足を運ぶのを防ぐために宿泊するとプラスホテル代も発生します。さらに、遺品整理を終えたあとにマイカー運転で帰るとなると、疲労による事故も心配です。専門業者に依頼することで、効率的に短時間で終了させることが可能になり、余計な出費や交通事故のリスクを抑えることができます。

 

3.遺品の量が多過ぎて作業自体を行うことが難しい場合
遺品の量が多過ぎる場合、一人で作業を行うこと自体が困難になってきます。そのような場合は、専門業者に依頼することで、比較的短時間で作業を終えることができます。また、重い荷物等がある場合はギックリ腰になるなどのリスクも考えられます。専門業者に任せれば、万が一の怪我のリスクを取り除くことが可能です。

 

4.年齢や健康状態などの理由で整理の作業が困難な場合
深刻な高齢化社会の到来。少子化の影響で、今後夫婦二人暮らしの方も増えてくるでしょう。そのような場合、高齢の方が一人で遺品整理を行うことは大変な困難さが伴います。また、健康状態の影響で整理が難しい場合もあるでしょう。専門業者に依頼すれば、立ち合いだけを行い、仕分け品の確認をしながら遺品整理を行えます。

 

5.故人の方に近親者がいない場合(賃貸物件のオーナーや管理会社が依頼するメリット)
事前の打ち合わせで、指示をプロの業者に行うことで、短時間で現状復帰が可能になります。次の入居者にもスムーズに物件を紹介することができて、オーナー側の家賃ロスを最小限に抑えることができるでしょう。

 

6.故人との思い出が多く気持ちの整理が付かない場合
突然亡くなってしまった場合や思い入れが強くてなかなか整理の判断が付かない場合もあることでしょう。そんなときは、焦らず、気持ちの整理が付いたときに専門業者相談してみましょう。プロのアドバイスを聞くことで、気持ちが落ち着き、整理の決断がつくこともあるでしょう。とにかく一人で悩まないことです。

プロに依頼するときのデメリット


1.遺品整理の費用が発生してしまう
プロに依頼すればどんなことでも費用が発生することは言うまでもありません。整理仕訳の量にもよりますが、数万円から数十万円の費用がかかることもあります。ただし、短時間で効率良く仕分けを行うには、専門業者の協力が不可欠です。事前に複数の業者に見積もりを依頼し、費用を見比べてみると良いでしょう。
 
2.業者によっては遺品を雑に扱う業者がある
見積もりを依頼するときや電話応対などで、その業者の判断が付く場合があります。正式に依頼する前に、複数の業者に相談してみましょう。ただし、依頼後のキャンセルはトラブルになる可能性もあるので注意が必要です。また、作業の日もできる限り立ち会うようにして、直接業者と確認し合いながら進めるようにしましょう。
 
3.トラブルになる可能性もある
予想外のものが出てきたりすると、追加費用が発生し、見積もりの費用より高く付く場合があります。正当な場合はいいのですが、中にはいろいろと注文を付けて想定した金額より高い金額を取ろうとする悪徳業者もいます。業者選びの際は、行政から許可を得ている業者かどうかを確認することで、そのリスクを抑えることができます。

まとめ

遺品整理は、故人との関係によって非常に時間がかかる大変なものです。現在では、核家族化に伴い、故人と離れて暮らしている方も多いことから頻繁に足を運ぶということも難しくなっています。そのため、故人の家の整理は社会問題化しつつあります。

そういった背景から遺品整理サービスは生まれました。故人との別れをしっかりとしたもので終わらせるためにも、プロに任せることを選択肢の一つとして充分に検討すべきでしょう。

自身に合った遺品整理業者を選び、時間と費用を無理なく、無駄なく使いたいものです。

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